廃線跡を見つけましょう
有名な廃線跡を見に行こう
もしかしたら、昔ここに鉄道があったのかもしれない。そう考えたとき
「どのような人や物を運んでいたのか知りたい・・・」
「どのような列車が走っていたのか調べてみたい・・・」
「本当に鉄道があったのかわからない・・・」
の様に、興味はあるけど半信半疑な方々も多いのではないでしょうか?
いわゆる「廃線鉄」といわれる程ではないけれど、なぜか廃線跡が気になる。
ここではそのような廃線跡が気になる方々が、身近な廃線をどのようにして調べたら良いのか、役立つ知識をごお知らせします。今回は、身近な廃線跡を見に行く前に有名な廃線跡を見て、廃線跡全般の知識を身に着けるご案内をいたします。
目次
①整備され観光地化された廃線跡に行こう
②廃線跡に行くのに良い季節
③観光地化された廃線跡で見るべきポイント
④楽しみながら見学しよう
⑤まとめ
①整備され観光地化された廃線跡に行こう
これから身近な廃線跡を見て回りたいと考えている方は、まず、整備された有名な廃線跡を最初に見ておくことをおすすめします。そのような廃線跡は、かつての姿の展示や歴史を理解しやすいように整えられているからです。

廃線跡の展示物や説明を実際に見ることで、かつての路線の姿がより理解できようになります。また、実際に歩いてみることで、より鮮明に思い浮かべられる醍醐味を味わえることになります。そして、今後、自分自身で廃線跡を探す上で、展示物や説明がとても参考となります。まずは、この整備された廃線跡をしっかりと見て回りましょう。
②廃線跡に行くのに良い季節
廃線跡を探しに行くのに適した季節は、春と秋です。冬の寒さが過ぎ去り、草木が芽吹き、新緑の季節の春。そして、夏の暑さが過ぎ去り、紅葉シーズンを迎え、雪がちらつき始めるまでの秋。これらの季節が廃線跡を訪れるのにおすすめの季節です。

夏は、草木に覆われ廃線跡を見つけにくい、また、蜂やその他の虫の被害に遭いやすいこと。さらに、熱中症のリスクも高いことから、おすすめできません。
冬は、夏ほどリスクは高くありません。しかし、積雪のある地方は当然、雪に覆われてしまうため廃線跡を見つけることが困難になります。また、寒い中を常に外を歩くことにことになるため、身体への負担も大きいことから、あまりおすすめできません。
安全に楽しく廃線跡を探しに行こうとするならば、春と秋がおすすめです。
③観光地化された廃線跡で見るべきポイント
整備された廃線跡を見に行くとはいえ、どのようなところが良いのでしょうか。それは出来るだけその路線の資料がそろっているところです。また、その廃線跡に行くためのアクセスがしっかりしたところがおすすめです。

その路線に関する資料が整い、行き帰りの心配もそれほど必要のないところであれば、ゆっくり廃線跡を堪能できるからです。
その廃線跡で見るべきポイントは次の5つになります。
・廃線となった路線の歴史と歴史的背景
・路線が敷かれた当時の鉄道技術
・展示されている鉄道施設
・展示されているならば、当時使われていた車両
・廃線跡を巡るコース案内
最後の廃線跡のコース案内を見た後に、実際に廃線跡を歩きましょう。歴史や鉄道技術を歩く前に見たことで、より、過去の路線への思いをはせることになります。
廃線跡を管理している団体などによりますが、「廃線ツアー」を募集しているところもあります。こういったツアーへの参加も検討してみることも良いです。ガイドさんの説明により、歴史や鉄道技術、また、廃線巡りのポイントもしっかり言葉で知ることができますので、こちらもおすすめできます。
整備された廃線跡を見に行くところは、アクセスが良く、その路線の資料がそろっているところがおすすめです。その資料や展示物を見た後で、実際に廃線跡を歩きましょう。また、「廃線ツアー」への参加もおすすめできます。
④楽しみながら見学しよう
廃線跡巡りというと、険しい山道を延々と歩き続けたりするような、体力的に大変なイメージがあります。廃線となるような路線は、たしかに山の中にあるほうが多いです。大切なのは、しっかりと下調べをして、安全に楽しく廃線跡巡りをすることです。

観光地化された廃線跡で、見るべきポイントをしっかり学習する。もちろん目的は廃線跡巡りの学習なのですが、学習だけではもったいないです。楽しみながら見学しましょう。楽しみながら見学できる廃線跡の施設で、おすすめが以下の通りです。
・「碓氷峠鉄道文化むら」
標高差が553mある急勾配を上り下りする、アプト式の鉄道があった場所として有名な 、JR信越本線横川~軽井沢間(旧碓氷線)の歴史や当時の鉄道技術を伝える、廃線跡テーマパークです。群馬県安中市のJR横川駅からすぐのところにあります。1997年新幹線開業に伴い廃線になりましたが、1999年にテーマパークとして開業しました。当時の車両が多数保存されているほか、鉄道資料館も充実しており、子供も楽しめる場所となっています。廃線跡としては、「アプトの道」が遊歩道となっているので、テーマパークを見学した後、歩くこともおすすめできます。
「碓氷峠鉄道文化むらWEBサイト」 https://www.usuitouge.com/bunkamura/
・「小坂鉄道レールパーク」
秋田県鹿角郡小坂町にある旧小坂鉄道小坂駅にある廃線跡テーマパークです。旧小坂鉄道は2009年に営業が終了し廃線となりましたが、2014年に施設の見学やレールバイク、トロッコなども楽しめる、体験型テーマパークとして開業しました。子供連れでも十分に楽しめるところなので、こちらもおすすめできます。
「小坂鉄道レールパーク公式ホームページ」 https://kosaka-rp.com
・「愛岐トンネル群」
愛知県春日井市にある旧国鉄中央線高蔵寺~ 多治見間の旧線の廃線跡です。1966年に当時の輸送力増強による複線電化を背景に新線に切り替えられ廃線となったところです。2009年に「NPO法人愛岐トンネル群保存再生委員会」が設立された後、「愛岐トンネル群」の保存活動が行われています。約8kmの廃線区間のうち、1.7kmが公開されています。この区間で4基のトンネルを見ることができます。ただ、実際に見て歩けるのは公開されている期間のみとなっています。
「NPO法人愛岐トンネル群保存再生委員会 公式サイト」 https://aigi-tunnel.org/
・「黒野駅レールパーク」
岐阜県揖斐郡大野町にある名古屋鉄道旧黒野駅と周辺線路跡のテーマパークです。名古屋鉄道旧揖斐線が2001年に廃線、そして旧谷汲線が2005年廃線となった後、2013年に旧黒野駅がテーマパークに整備され開業しました。プラットホームやレールを見学出来るほか、駅舎は「黒野駅ミュージアム」として資料の展示やジオラマも展示してあるなど、子供連れでも楽しめます。
「黒野駅レールパーク ホームページ」 https://kurono.sakura.ne.jp/
・「旧国鉄倉吉線廃線跡」
鳥取県倉吉市にある旧国鉄倉吉線倉吉~旧山守間の廃線跡です。1985年に廃線となりましたが、 泰久寺駅跡から山守トンネル入口付近までは竹林の中に廃線跡が美しく、日本で1番美しい廃線跡としても有名となりました。廃線跡は山守トンネルを除き、見学可能です。
「せきがね廃線跡観光案内所公式ホームページ」 https://haisenato.sekigane.com/
・「JR福知山線廃線跡」
兵庫県西宮市及び宝塚市にあるJR福知山線生瀬~武田尾~道場間の旧線の廃線跡です。1986年に当時の輸送力増強による複線電化を背景に新線に切り替えられ廃線となったところです。廃線跡の閉鎖も検討されたが、2016年自己責任のもとで一般開放され、生瀬~武田尾間はハイキングコースとして有名となっています。トンネルや橋梁等も見学可能となっています。
「福知山線廃線敷ウォーク 兵庫県観光サイト HYOGO!ナビ」 https://www.hyogo-tourism.jp/course/73/
これら観光地化された廃線跡で最もおすすめなのが、「碓氷峠鉄道文化むら」です。テーマパーク内の施設も充実しているほか、遊歩道の「アプトの道」も見どころが多いため、十分楽しみながら見学できます。
⑤まとめ
この記事では、有名な廃線跡を見て、廃線跡全般の知識を身に着けるご案内をいたしました。
要点をまとめると以下の通りです。
・有名な廃線跡を見ることが、そこの展示物や説明が自分自身で廃線跡を探す上での参考となります。
・廃線跡を歩くのは春と秋がおすすめです。
・整備された廃線跡を見に行くところは、アクセスが良く、その路線の資料がそろっているところがおすすめです。
・資料や展示物を見た後で、実際に廃線跡を歩きましょう。
・整備された廃線跡を見に行っても、学習だけではもったいないので、楽しみながら見学しましょう。
繰り返しになりますが、整備された廃線跡は楽しみながら見学しましょう が重要なポイントとなります。
廃線跡を探ること、ぜひこのポイントを押さえて、楽しんでください。
