鉄道模型を楽しみましょう
基本的なレイアウトを作ってみよう
ふと、鉄道模型販売店のショーケースに目が行ったときに、気持ちが揺らぎ
「あの鉄道模型をもっとゆっくり眺めてみたい・・・」
「鉄道模型が動いているのを見てみたい・・・」
「自分自身で鉄道模型のレイアウトを作りたい・・・」
の様に、興味はあるけどなかなか踏み込めない方も多いのではないでしょうか?
いわゆる「模型鉄」といわれる程ではないけれど、なぜか鉄道模型が気になる。
ここではそのような鉄道模型が気になる方々が、どのようにしたら自分自身で鉄道模型を楽しめるようになるのか、役立つ知識をご案内致します。今回は、鉄道模型のレイアウトに使用できるスペースを少し確保できたから、レイアウトを組んでみたい。そのように思っている方に、「基本的なレイアウトを作ってみる」の内容をご案内いたします。
目次
①入門向けセットを検討しましょう
②ポイントを接続し拡張しましょう
③レイアウトでの注意点
④鉄橋、トンネルそして情景へ
⑤まとめ
①入門向けセットを検討しましょう
鉄道模型を動かすのに、最初に検討をおすすめするのは、「Nゲージ」のセット商品を利用することです。これは手軽に安く導入できるからです。鉄道模型に必要なものは車両のほか、レールと制御機器です。
入門向けセットといわれているものはこれらが揃っているほか、レールセットのレイアウトが最初から小判型のエンドレスとなっていることから、おすすめをしています。

鉄道模型メーカーの「KATO」と「TOMIX」では、どちらも入門向けのセット商品を揃えていますので、セット内容をよく確認してから、購入すると良いでしょう。ただ、購入する前に必要なスペースが確保されていることを必ず確認しておきましょう。
尚、入門向けセットのレイアウト寸法は
・「KATO スターターセット」:677mm×1337mm
・「TOMIX ベーシックセット」:560mm×1120mm
となっています。この寸法は、レールの中心寸法なので、実際には「KATO」でプラス25mm、「TOMIX」でプラス18.5mmとなります。
これらの寸法が確保されているのであれば、入門向けセットの購入をおすすめできます。注意する点として、
車両が曲線を曲がり切れるか確認する必要があることです。入門向けセットのレールであれば大抵の車両は問題ありません。しかし、それよりきついカーブの線路を使用すると、車両が限定されるので注意しましょう。
「Nゲージ」を初めて購入する際はおすすめできるのは入門向けセットです。但し、購入する前に必要なスペースが確保されていることを必ず確認しておきましょう。
②ポイントを接続し拡張しましょう
入門向けセットの導入で、車両を動かしながらじっくりと眺められたのではないでしょうか。車両を動かしてこその鉄道模型の醍醐味なのですが、同じところを周回するだけのレイアウトでは物足りなく感じている方もいるでしょう。

そんな時はポイント(分岐器)を導入し、レイアウトを拡張することをおすすめします。もちろん、確保されたスペース内で出来ることに限ります。たとえば、小判型のエンドレスのレイアウトからの拡張であれば、直線の線路をポイントに組み換え、その先に線路をつなげることで可能になります。そこを駅のホームにしたり、車庫にすることもできます。出来る範囲内で自分が納得できる拡張を楽しみましょう。尚、拡張するための追加レールは同じメーカーのものにするようにしましょう。
直線の線路をポイントに組み換え、その先に線路をつなげることで限られたスペース内でも、レイアウトの拡張はできます。自分が納得できるレイアウトの拡張を楽しみましょう。
③レイアウトでの注意点
「Nゲージ」の動力車は、レールから車輪を通じて流れてくる電気で動いています。直流12V位の電気で、右のレールにプラス、左のレールにマイナスが流れているときに、動力車が前進するようになっています。この電気の供給が滞ってしまうと、車両は動かなくなってしまいます。

車両を正常に動かすには以下の点に注意しましょう。
・水に濡れるような場所にレイアウトの設置は避けましょう。
レールから供給される電気で動くので、当然ながら水濡れは避けるべきです。
・ポイントを使ったレールの配置には電気の極性に気を付けましょう。
左右のレールが直接触れるとショートして、制御機器の安全装置が働き、車両は動きません。いわゆる「リバース線」(ポイントで分かれた線路が曲線同士でつなげる形)はなるべく避けることをおすすめします。これはポイント付近に「ギャップ」を設けることでショートは防げますが、最初のうちはあまりおすすめしません。
・レールの継ぎ手はしっかりと隙間なく繋ぎましょう。
レールの継ぎ目の継ぎ手は「ジョイナー」と呼ばれていますが、これがしっかりつながれていない場合、動力車の動きがぎこちなくなったり、停止してしまいます。また、継ぎ目で無理に線路を曲げることも、おすすめできません。
動力車は、レールから供給される電気で動くので、水濡れ、左右のレールのショートは避けましょう。また、レールの継ぎ手はしっかりと隙間なくつなぎましょう。
④鉄橋、トンネルそして情景へ
鉄道模型を眺めたいと思ったとき、その姿は列車と線路、それとともに鉄橋やトンネル等ではないでしょうか。列車が鉄橋やトンネルのあるレイアウトをエンドレスで動いている姿を眺めていると時間を忘れてしまうことも多いでしょう。また、そのようなレイアウトを作ることも楽しいものです。

鉄橋やトンネル等があるレイアウトにすることは、すでに情景製作の段階に入っていることになるでしょう。
鉄橋については、鉄道模型メーカーの「KATO」と「TOMIX」から立体交差セットの種類が揃えられているため、その中から購入することもおすすめできます。比較的に手軽に鉄橋のレイアウトを組むことができます。
地形を利用した鉄橋をレイアウトに組む場合、台枠上にレイアウトを組むことをおすすめします。台枠上に発砲スチロールやスタイロフォーム等で、山などの地形を自作で切り出し、製作すると良いです。注意点として、勾配をおよそ3~4%にすることです。あまり勾配が急ですと、列車が空回りして勾配部を上らない恐れがあるからです。
もし、狭いスペースで立体交差や鉄橋の設置が困難な場合、地上部と高架部を完全に分離することも検討してみましょう。
トンネルについては、完成品がそれぞれのメーカー等で販売されているので、それを利用することもできます。
地形を自作で切り出し、トンネルを製作する場合は、「KATO」や「TOMIX」等からトンネルポータル(入口)が販売されているので、それを利用することをおすすめします。より、リアルなトンネルの情景を楽しむことができます。
その他の情景部分は、「KATO」や「TOMIX」等からブラスターや草、池等の情景用素材、駅や建物等のストラクチャー、木や電柱等のアクセサリー等が販売されています。説明書付きのキットをおすすめします。それらを自分が思い描いた様な情景に仕上げていきましょう。この情景の製作は根気のいる作業になります。だからこそ、レイアウトの製作で一番醍醐味が味わえるはずです。楽しみながら作り込んでいくことをおすすめします。
鉄橋やトンネル等は、セット品や完成品を利用することで、手軽にレイアウトを組むことができます。自作で地形から製作する場合は、台枠上に発砲スチロールやスタイロフォーム等で、山などを切り出して製作していくことになります。根気のいる作業になりますので、楽しみながら作り込んでいくことをおすすめします。
⑤まとめ
この記事では、鉄道模型が気になる方々が、自分自身で鉄道模型を楽しめるようになるため、「基本的なレイアウトを作ってみる」の内容をお伝えしました。
要点をまとめると以下の通りです。
・入門向けセット等を購入する前に必要なスペースが確保されていることを必ず確認しておきましょう。
繰り返しになりますが、楽しみながら作り込んでいくことが重要なポイントとなります。
・直線の線路をポイントに組み換え、その先に線路をつなげることで限られたスペース内でも、レイアウトの拡張はできます。
・動力車は、レールから供給される電気で動くので、水濡れ、左右のレールのショートは避けましょう。また、レールの継ぎ手はしっかりと隙間なくつなぎましょう。
・自作で地形から製作する場合は、台枠上に発砲スチロールやスタイロフォーム等で、山などを切り出して製作していくことになります。
「基本的なレイアウトを作ってみる」、ぜひこのポイントを押さえて、楽しんでください。
